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日中韓の大学院生とのサマースクール [雑感]

 東大、ソウル大、北京大の公共政策大学院では、二つの大学で1年ずつ、そして第3の大学でも半年学べるキャンパスアジアというプログラムを運営し始めています。(滞在期間には別パターンもあります)学位は二つの大学から認定されます。正直、夢のようなプログラムというか、これほどのチャンスを与えられる今の学生を心からうらやましく思います。奨学金制度も充実しています。

 僕はサマースクールの講師ということで今週は連日詰めていました。学生は優秀なだけでなく、想像力も柔軟性もあり、そして英語での表現は十二分にできます。これはどの国の学生も例外なく。(あえて述べれば、ソウル大の学生(女性が圧倒的に多い)の英語力、積極姿勢には感銘を受けました。頑張れ日中[グッド(上向き矢印)])あとは、全ての学生は情報量は広範囲にわたって持ち合わせていますが、正確な検証と、厳密な発言には、もう少しの努力が必要かな、と。

 いずれにせよ、一大学教師として、素晴らしい週を過ごさせて頂きました。

 7月は、本務校でも90分だけですが、サマープログラムに中国、韓国、台湾、イタリア、デンマーク、ロシア、スペインから集まった学生に英語ゼミを行わせて頂きました。今月はアメリカの大学院生20名にも講義する予定です。こういうのは自分にとっても色々と発見があって楽しいですね。冬には母校ICUでも教えるので、それも今から楽しみです。

(写真はディスカッションからのワンショット。日中関係の停滞の原因を歴史的に整理した上で、今後の指針を議論。この次の題目としては、2030年のアジア秩序の姿、日中韓、そしてアメリカの役割を議論してもらいました。巨大ポストイットは議論を上手く進めてもらうために大活躍です。)
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