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9月の日々 [雑感]

夏休みは執筆期間のはずだったのですが、肝心のそれは執筆のための資料読み直しに当てられました。。。まだまだ勉強が足りない箇所が多すぎる。それでも机にかじりついて、結構な資料を入手し、読み込めたので、実は執筆が始まると早いのではないかと、勝手に将来の自分に期待しています。

9月は社会貢献的なお仕事も多かった。日英21世紀委員会はオンラインで開催、議事録や提言の調整まで含めて固定メンバーとして毎年係わっています。

また、外務省では科学技術外交推進会議という審議会的なものの委員になりました。ほかは学長・理事長・社長(経験者を含む)ばかりで、21世紀枠です。とはいえ、科学技術がすべてを救う的な世界観が成り立つ時代ではなく、問題の焦点としての科学技術ということも理解して欲しく、科学者たちに混じってみようと思いました。

ほかに、メディア対応(NHK視点論点にでたり、バックグラウンド取材に協力したり)や、少しだけ講演をしました。ICU同窓会(の支部かな)で大先輩たちの前で講演して、そして批判的精神に富むコメントをたくさん、たくさんもらったことは、あー、ICUってこうだよね、という感じで楽しかったです。70を超えた方も、私も、普通に本館のクラスルームで、メモ台付きのあの椅子で議論しているような気分でした。

なお私は出身を聞かれたとき、よく、母校はICU,職業訓練校が東大と言っています。

学会発表もしました。日本政治学会についに加入し、部会で報告をしました。京都出張を楽しみにしていたのだけど、土曜の昼間からオンライン。けど、研究室の先輩でもある石田先生、遠藤先生から、また報告者やフロアーからコメントをもらえて、すごく生産的な時間。

日本台湾学会も、学会報告は5月に共通論題でしましたが、別の報告機会を。10月2日に、北米、欧州の台湾学会、また国際ジャーナルとの共催でのウェビナー(シンポジウム)。日本時間21時開始というのは、その日に限ってとてつもなく忙しい(オンライン研究会3つ、ゲスト講義収録1つ)後に、かなりしんどいものでしたが、やっぱり世界各地から参加者が50名もいると質問が面白く、これもとても良かった。

ほかにも内輪の研究プロジェクトでも報告などをしました。

学会の良さは、本当に良いコメントや質問をどんどんと惜しげもなく提供してくれること。

知とはそうやって、自由闊達な議論のなかから生まれ、それが社会を良くすることにも繋がると思うし、新しい発想を研究に結実させることになる。

私はそう思います。

なお、日本学術会議の任命拒否は、

手続き論として理解に困難があり、新政権の政治的リソースの無駄遣いであり、それが旧政権からの引き継ぎ事項であれば言語道断だし、なによりも、市民的自由の剥奪はヒタヒタと行われる、という怖さを世間に感じさせるという意味でも、

下策です。早く撤回されることを願っています。

蛇足ながら付け加えれば、私は菅外交に期待を寄せており、発足直後に英語、中国語の文章も発表しております。

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