SSブログ

プリンストン(ウィルソン・スクール) [スタンフォード日記]

学会のあと,西海岸に帰らず,プリンストン大学に来ました。本気で寒い[雪]

IMG_1680.jpg

月曜日は調査を早めに切り上げ,ウィルソンスクールで話す機会をもらえました。過去数年で大きく変化した日本の対外政策をどう説明すべきか,東アジアの大国政治や秩序にいかほどの影響があるのか(ないのか)という点を中心に議論しました。あまりに酷い日本分析が多いので,英語で一本書こうと思っているテーマです。(日本を悪く言っているとか,そういうことではなく,学術的な問いの立て方ができておらず,また日本の学界が本来持っている高い水準を反映できていない英語論文が量産されているのです。)

IMG_1568.jpg

90分のレクチャーと質疑のあと,歴史あるプロスペクトハウス(旧学長公邸)にて夕食会。ホストのフリードバーグ先生流で,2時間強の夕食はずっと11名(学部生,博士の学生9名)がテーブル全体で僕と一問一答で議論を続けるという,,,とても刺激的な場でした。学生に夕食にも広く声をかけ,そして議論させるスタイルが素敵です。

東アジア国際関係における日本への関心が学部生でも博士課程でも高まっていることを実感します。翌日,翌々日も,資料調査のため滞在すると話したら,二日間ともランチタイムに論文のことで相談したいと博士課程の学生からメールがあり,ウィルソンスクールのカフェのご飯を食べながらつきあっています。

それにしても寒く,今晩・明朝はマイナス20度です。アメリカの過半が雪国だという事実を久しぶりに再認識しています。空気が澄み渡っているのか,キャンパスの美しさは素晴らしい(写真は大学前のカソリック教会),宿泊先も伝統あるパロマーハウス(大学のゲストハウス)。しかしそれを楽しむ余裕は限りなくないです。

IMG_1673.jpg
ニューオーリンズでの学会帰国 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。