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研究報告とコメントのありがたみ [雑感]

1月には職場での着任研究会があり、外部専門家の討論者、所内と学内外の参加者数十名を前に、これまでの研究と今、これからやりたいことを話す機会がありました。

正直、頭の中身が全くまとまっておらず、討論者に返り討ちに遭うという結果に終わったのですが、そのときに討論者と会場から頂いたコメントの数々は十数個のポイントとして、後日メモに起こしました。(会場にいた友人の助けもあり。)

その翌週と3週間後にアメリカに往復して、テキサスA&M大学、ミシガン大学、コロンビア大学で研究報告に近い内容で学生、教員相手にお話しさせて頂いたのですが、これもまた、ざっくりとした話に多くのコメントをもらいました。

研究歴も18年を越してくると頭の中身が凝り固まっていて、考え方とか切り口、論理構成がワンパターンに陥りがち。コメントのありがたみは、この数年、つとに感じます。
そうか、そういうところが議論に欠けているのか、そういえばその切り口でも考えないと行けない、この先行研究を読み直していなかった、その発想はなかった、などなど、色々なことを持ち帰ります。

有り難いなぁと思うと同時に、コメントをもらうためにもっとよく準備しておけば良かったとも。もちろん、穴だらけだからこそ突っ込んでくれる、というのもあるのですが。
規範的な、または政策評論だと正直コメントは通り一辺倒。

アーギュメント(議論)を明確にしてつっこみを待つことが有効と感じます。図表は、もう聴衆の大好物で、だそうものならあらゆる角度から攻めてきます(とくにアメリカ人)。

この数週間に得たコメントを上手く反映させて、今書いている論文を仕上げられればと思います。

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