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秋の終わり,冬の始まり [スタンフォード日記]

アメリカではよく、レーバーデーを夏の終わりと表現したりします。実際にワシントンDCでは休み明けに一気にイベントが増えますし,大学も9月1〜3週で学期を始めます。冬の起点は、さすがに寒くなるタイミングがバラバラなのですが,少なくともここではサンクスギビングが分かれ目なのかな,と感じます。(中西部から東海岸はすでに大雪のところが多いのですが。)サンクスギビングは、日本で言うお正月くらいの重みがあるのでちょうどいいのかもしれないですね。

休暇に入る前の三週間はいろいろな行事が詰まっていました。それこそ毎日何か1つくらいありました。超がつくほどの著名人のものも色々出ましたが,印象に残っているのは,作家のリービ秀雄さんの気持ちの入った講演、脱北者でありTEDスピーチで有名なHyeonseo Leeさん(講演だけでなく紹介してくれる人がいて,個人的にも何回も会えました)、太平洋軍司令のロックリア提督の講演会での一部発言などでした。アメフトやバスケの試合を見に行ったり,初めてゴルフコースに出てみたりもしました。

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興味深い企画に、ポスダム再訪:冷戦への序曲というものがありました。これは、写真にあるStuart Caninさんが狙撃兵として従軍し、欧州戦線で終戦を迎えた19歳の時、天才的ヴァイオリニストでもあった彼がポスダム会談の夕食会で演奏をしたことを題材に,ドキュメンタリー、ミニ・シンポジウム(同じく海兵隊で従軍していたシュルツ元国務長官らと)、そして特別演奏をしたイベントです。Caninさんはその後,多くの楽団でコンサートマスターをされています(小澤征爾さんの新日本フィルにも!)。

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けど、こういう立派な企画だけでなく、試験前,休暇前のゆったりとした時期には,それこそランチタイムに広場に行くと学部生の楽団とチアリーダーがゲリラ的にパフォーマンスをしていたり。キャンパスはきれいに紅葉していて,とてもいい時期です。

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11月頭に大きな論文を書き上げたので,この休暇前の充実したキャンパスを満喫できたのはよかったです。紅葉の写真は、、、忘れたので次回に!


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